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昔はワルかった

昔はワルかった実にワルかった 電車で学校に通っていたのだが 火事かと想われるほど駅はケムリで充満していた 一体何のケムリだったのかというと 煙草である 咳き込む程の煙草のケムリが朝のホームを覆っていた 駅には小型の柱取り付け式の灰皿と 大きな円形の灰皿があり 丁度煙草一本が余裕を持って入るくらいの穴がいくつも開いていた その穴からモクモクとケムリが上がり 子供も大人も老人もお構いなしに 副流煙を吸っていた そんな駅がこの令和の時代にあったら 大問題大騒動になるだろが ユルユルの昭和の時代はそれが当たり前だった 子供の私も気にすることはなかった 今で言うスモークハラスメントどころではない 今で叫ばれている殆どのハラスメントがお咎め無しの時代である ワルかったではなく 今から見ると残酷というレベルだ DV 虐待 ネグレクトも度を越さないと罪にはならないし 体罰の無い学校などなかったかもしれない しかしである この残酷時代 もっと残酷な時代の残酷な話を聞かされ今の時代は平和だと想っていた そう第二次世界大戦を戦った兵隊さんの話だ 子供たちが恐れおののくのに十二分な話である 大人になって分かったのだが 戦争体験も様々 満洲で略奪しながら行軍してたら戦争終わってたという話や 残酷な酒池肉林話も聞く。さてこの令和が平和で秩序が保たれている時代なのか 判断は後世の人々に任せるとして 私が今令和時代に感じるのは 窮屈で陰湿な世の中だという事である。


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